私が汚部屋脱出を成功させたのは、ちょうど一年前の今頃、仕事もプライベートもどん底の状態にいた時でした。当時の私の部屋は、まさに足の踏み場もないという言葉がふさわしい状態で、床が見えるのは玄関のわずかなスペースと、ベッドへの通り道だけという惨状でした。コンビニの空き袋やペットボトル、いつか読もうと思って買った雑誌の山が地層のように積み重なり、窓を開けることすら億劫になっていました。そんな私が汚部屋脱出を成功させるきっかけとなったのは、突然のエアコンの故障でした。修理業者を呼ぶためには、どうしても部屋を片付けなければならず、逃げ場を失った私は泣く泣くゴミ袋を手に取ったのです。最初の三日間は、ただひたすらに目に見えるゴミを袋に詰める作業に追われました。あまりの量の多さに、何度も心が折れそうになり、途中で投げ出して寝てしまいたいという衝動に駆られましたが、そのたびに「このままでは一生このゴミに埋もれて生きていくことになる」と自分を奮い立たせました。汚部屋脱出を成功させるために私が取った戦略は、とにかく一箇所を集中的に攻めるということでした。まずは一番汚れがひどかったキッチンから手を付けました。腐敗した食品や使いかけの調味料を全て処分し、シンクを磨き上げた時、久しぶりに銀色の輝きが戻ってきたのを見て、私は不覚にも涙がこぼれました。その小さな変化が私の心に火をつけたのです。それからの数週間は、仕事が終わった後の二時間を必ず片付けに充てるという自分との約束を守り続けました。汚部屋脱出を成功させるプロセスは、自分自身の醜い部分と向き合う苦痛な時間でもありましたが、部屋が広くなるにつれて、不思議と心も軽くなっていきました。ついに全ての床が見え、新しいカーテンを掛け替えた日の清々しさは、今でも忘れることができません。汚部屋脱出を成功させたことで得られた最大の収穫は、清潔な部屋ではなく、自分自身をコントロールできているという自信でした。今では、毎日寝る前の十分間で部屋をリセットする習慣がつき、リバウンドとは無縁の生活を送っています。あの時、勇気を出して一歩を踏み出した自分を、今は心から誇りに思っています。